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不動産フランチャイズで年収を上げるための7つのコツ
はじめに
不動産会社の設立を検討しているまたは既に不動産会社を設立している方の中には、スムーズに事業を軌道に乗せるために、不動産フランチャイズの加盟を検討している方も多いと思います。
不動産フランチャイズに加盟した場合は、ロイヤリティという手数料を本部に支払わなくてはなりませんが、不動産フランチャイズのオーナーはそれらの支出を踏まえた上でどのくらいの収入が得られるのでしょうか?
この記事では、不動産フランチャイズのオーナーの平均年収と収入を上げるための7つのコツを解説します。不動産フランチャイズに加盟すべきかどうか悩んでいる方は是非ご参考ください。
不動産フランチャイズオーナー収入の仕組み
不動産フランチャイズに加盟した場合、本部のネームバリューを活かすことによってスムーズに事業を軌道に乗せやすくなります。
事業を軌道に乗れば安定した収入を確保できますが、不動産フランチャイズオーナーはどのくらいの収入を得られるのか気になっている方も多いのではないでしょうか?
不動産会社の経営で毎月一定して発生する家賃や人件費などの固定費、売上の増減や業務の状況などによって変化する変動費以外に、本部に毎月ロイヤリティという手数料といったランニングコストが生じます。事業で得た売上から上記のコストを引いた残りが全部収入というわけではありません。事業に対して課される税金や万が一の事態に備えて手元資金を残しておく必要があります。
また、不動産フランチャイズに加盟する際は、立ち上げ資金に本部に支払う加盟金などが上乗せされるため、初期投資の回収も視野に入れておきましょう。
不動産フランチャイズの加盟にかかる初期費用はこちらの記事にまとめています。
>>不動産フランチャイズの加盟料とは?加盟にかかるその他費用もご紹介!
不動産フランチャイズで年収を上げるための7つのコツ
不動産フランチャイズに加盟すれば、ネームバリューを活かすことによって多くの反響を獲得できる可能性が高まります。
しかし、社員一人当たりの仕事量には限界がありますから、獲得できる取引件数にも限界があります。
さらに取引件数を増やして年収を上げるには、経営に対する工夫が求められます。
不動産フランチャイズで年収を上げるためのコツを詳しく見ていきましょう。
1.事前計画
不動産フランチャイズに加盟した場合は、本部のネームバリューを活かしながら安定した売上を実現できる可能性を高めることができますが、不動産フランチャイズに加盟したからと言って顧客の確保が保証されるわけではありません。本部のネームバリューだけに頼っている場合、不動産フランチャイズに加盟していても安定した売上を獲得できない可能性があるので注意が必要です。
起業を失敗させないためにも、まずはしっかり事前計画を立てることが重要です。人口の多いエリアと少ないエリアでは、人口が多いエリアの方が不動産の取引が頻繁にあります。そのため、人口の多いエリアに店舗を構えた方が顧客を獲得しやすいと言えます。
需要が期待できるエリアなのか、他にどんな不動産フランチャイズが店舗を構えているかといった市場調査を事前にしっかり行うことで、起業に失敗するリスクを抑えられるでしょう。
2.集客戦略と受注増加を図る
不動産会社の売上は、依頼をどれだけ多く受けられるかにかかっています。本部のネームバリューを活かせば依頼をある程度確保することが可能ですが、ネームバリュー以上に依頼を受けるには集客戦略を練らなくてはなりません。
以前は直接不動産会社を訪れて相談する人も多かったものの、ネット環境が整備されたことによって、最近は一度ネットで調べてから不動産会社に問い合わせる人がほとんどです。そのため、以前のように不動産会社の壁や窓に広告を貼るよりも、WebサイトといったITを駆使することが必須です。
LINEアカウントを作成して気軽に問い合わせやすい環境を整える、物件情報や割引情報を定期的に配信する、InstagramやFacebookなどのSNSに広告を掲載するなど、時代の変化に合わせて集客戦略を練ることが重要と言えるでしょう。
3.ITツールの活用
他の不動産会社との差別化を図るために、専門的な知識を有する従業員を増やすことを考えているオーナーも多いのではないでしょうか?
しかし、そのような専門家を雇用するまたは外部に委託することになった場合、人件費や外注費などのランニングコストが増えて、収入が減ることになるので注意が必要です。
不動産フランチャイズの中には、業務効率を高めるITツールを提供しているところも増えています。
例えば、業務の自動化を進められるITツールです。業務の自動化によって人件費を抑えられれば、ランニングコストを減らせるため、結果的に収入を増やすことにつながります。
また、不動産会社のホームページを本部が制作してくれるところもあります。
ホームページ制作を外注すれば外注費が増えますが、本部が制作してくれれば外注費を抑えることが可能です。
ITツールの活用に抵抗がある方もいるかもしれませんが、不動産フランチャイズで得られる収入を増やすには業務効率を高める、時代の流れに合わせるためにITツールを活用することが必要不可欠と言えるでしょう。
4.店舗や事業の拡大
不動産フランチャイズの収入を増やすにあたっては、1店舗の経営だけでなく複数店舗の経営を考えている方もいらっしゃると思います。
同時に複数の店舗の経営を始めることはリスクが高いですが、最初の1店舗を軌道に乗せてから次の店舗の立ち上げを行えば、軌道に乗った店舗の売上で新規店舗を支えられるため、店舗経営のリスクを抑えることが可能です。
しかし、1店舗目と2店舗目の距離が近い場合、同じ顧客を2店舗で分け合ってしまうことになります。
新たな顧客獲得につながらず、経営が悪化する可能性もあるので注意が必要です。
1店舗目を立ち上げた場合と同様、2店舗目を立ち上げる際も1店舗目に与える影響がないか、2店舗目も十分需要が期待できるかどうかなど、市場調査や事前計画をしっかり立てましょう。
5.自身のスキルアップ
不動産会社で必要とされる知識は不動産売買に関する知識だけではありません。
宅地建物取引士という資格は不動産売買に関する専門家ですが、賃貸不動産経営管理士という資格を取得すれば不動産賃貸に関する悩みの相談も受け付けられるようになります。
また、ファイナンシャルプランナーという資格を取得すれば住宅ローンや保険といったお金と暮らしに関する悩み、税理士という資格を取得すれば不動産売買や相続に伴う税金に関する悩みなどに対応できます。
不動産フランチャイズのオーナーが自身のスキルアップを行えば、不動産会社に相談に訪れる人たちの様々な悩みに対応できるようになるため、他との差別化によって新たな需要を獲得することが可能です。
不動産フランチャイズが提供するシステムやネームバリューだけに頼らずに、オーナー自身のスキルアップを図れば収入をさらに増やすことが期待できるでしょう。
6.特典を使った手法
サービスに大きな差がないのであれば、顧客は特典の多い店舗を利用する可能性が高いと言えます。
例えば、割引券の発行や既存顧客からの紹介割引を導入するなどです。
LINEアカウント、InstagramやFacebookで公式ページを作成して物件情報を更新するだけでなく、利用期限を設定した割引券を発行すれば、売買や賃貸などを検討している方の流入が期待できます。
不動産会社で契約を締結した顧客に粗品や景品などをプレゼントするという方法もありますが、景品表示法に抵触すれば大きな問題となる可能性もあるので注意が必要です。また、特典を使った手法を多用しすぎると、特典がない時期の売上が下がる可能性もあるので注意しましょう。
7.異業種と連携
不動産に関する潜在ニーズは多数あります。例えば、出産や子供の独立といった家族構成の変化を理由に家を住み替えるので売却したいまたは貸し出したい、経年劣化が生じたのでリフォームを行いたい、相続によって不動産を取得したのでどうにかしたいなどです。
このような潜在ニーズを満たせるような異業種と連携している不動産フランチャイズであれば、多方面からの安定した需要が期待できます。
リクシル不動産フランチャイズは「住宅生活総合サービス業」として多くの潜在客、潜在需要を掘り起こしてリピーターにすることで生涯顧客化を目指しています。賃貸仲介、リフォーム、相続のコンサルティングなど異業種との連携が可能です。
不動産フランチャイズ(FC)・独立開業ならERA LIXIL不動産
もっと詳しく知りたい方は、不動産経営セミナーも全国各地で開催しているので、お近くのセミナー開催日をチェックしてみてください。
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まとめ
不動産会社の設立を考えている方、不動産会社を設立しているものの軌道に乗らずに困っている方の中には、
不動産フランチャイズの加盟を検討している方も多いと思います。
不動産フランチャイズに加盟した場合、本部のシステムやネームバリューで安定した需要が期待できますが、
加盟しても売上が保証されているわけではありません。
不動産フランチャイズに加盟しただけでは、獲得できる需要に限界があるため、
収入を増やすためにもコツを押さえながら経営に取り組みましょう。